伝説のバイク・CBX400Fは、なぜ、今こんなにも盗まれているのか?
何か、有効な盗難対策はあるのか?
狙われる伝説のバイク 盗難相次ぐ!
シャッターをこじ開け倉庫に進入する男達
わずか、1分あまりで5台のバイクを次々と盗み出す防犯カメラがとらえた、今年5月未明大阪でバイク販売業者の倉庫で起きた窃盗事件の様子です。
被害に遭った業者は、
「盗まれたのは5台ともホンダのCBX400F車種のみで、被害総額は600〜700万円前後です」
バイクファンの間で熱烈な人気を誇るホンダのCBX400Fを狙った犯行があいつでいます。標的となっている伝説の名車ホンダのCBX400F、およそ30年前に生産終了されたもののライダーたちに根強い人気があり伝説の名車と呼ばれています。
販売店店長
「バイクの王様というか、発売当時からすごく、バカ売れでした。若い人から50歳代の人まで昔から乗っている人も」
発売当時の値段はおよそ48万円でしたが、今ではプレミアがつき、現在は100〜500万円ほどで取り引きされるものもしかし、その人気が過熱し、全国で窃盗被害が相次いでいる。
盗まれた男性は、
「家のガレージに他のバイクも3〜4台あったが、CBX400Fだけが盗まれた。そりゃあ、腹立ちますね。犯人見つけようと周りにも声をかけたりとかして・・・」
この男性は18年前にも1台、7年前にも2台、5年前にも1台、今まで合わせて4台のCBX400Fを盗まれました。「盗難が少なくなれば、もちろんいいし、また乗りたいと思います。やはり一番乗りたいのは、CBX400Fなんですけど・・・」
さらに、こんな問題が、実は盗難があまりにも多いので、CBX400Fは盗難保険に加入することができない。 そのため持ち主は、安心して所有することができない次第となっている。
販売元のホンダでは、「非常に残念なことで早く解決してほしい」とコメントしている。
ホンダCBX400Fが盗難に遭う前にできる対策で、取り戻す可能性があるとしたら?
もしもの時に付いていたら、GPSで戻ってくる可能性があります
バイクは盗まれると解体され、部品が売られることも多く、発見されることはほとんどありません。しかし、修理工場で盗まれたCBXが見つかったのです。
男性のバイクが、 発見されたのは、修理工場から20キロほど離れた府内の駐車場。一体なぜ、人目のつく場所に放置されていたのでしょうか。
関係者によりますと、犯人グループは盗んだバイクにGPSが搭載されていないか、しばらく放置して確かめているというのです。つまり、所有者が出てこなければ持ち去るのです。
居場所を瞬時に確認できるGPS。子どもの防犯用としてだけでなく、バイクの盗難対策にも使われるようになっています。
-JNN-